ハンマーで叩いて作ったアルミ玉を染料を使わないで簡単に黒くする方法を紹介します。描画も可能ですので、夏休みの宿題や工作にいかがでしょうか。
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アルミホイルを丸めてハンマーで根気よく叩いているとピカピカのアルミ玉を作ることができます。これについてはSNSなどで多くの方が紹介されています。そこで、当ブログEMMARINIでは、さらにこれを進化させて黒アルミ玉にする方法を紹介します。尚、アルミ玉の作り方は他に詳しい方が大勢いらっしゃいますので省略します。
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1.アルミ玉の準備
アルミ玉はアルミホイルを叩いてご自身で作られたものでもかまいませんし、市販されているものでもかまいません。ただし、仕上げはピカールなどの研磨剤で顔が映る光沢が出るまで磨いてください。金属光沢がないとあまりかっこよくありません。ご参考として市販のアルミ玉のリンクを添付しました。本ブログではここから収益を得ています。
2.黒染めの方法
アルミ玉は弱アルカリ性の洗剤で油分がなくなるように洗浄しておきます。描画をする場合は、油性のネームペンで描きます。
3.黒染め完了
室外で撮影するともっと黒く見えます。
描画はこのように白黒反転します。ネームペンのインキは除光液かアセトン、アルコールなどの有機溶剤で取り除くことができます。
アルミニウムの沸騰水による黒染めは、アルミ鍋を使い込んでいると黒くなる黒化現象を利用しています。アルミニウムが水道水に含まれる鉄分とカルシウム分と化学反応して層となって黒くなるとされていますが、なぜそれが黒く見えるのか正確なメカニズムは未だ解明されてないそうです。ただし、食しても安全であることはWHOでも確認されていますのでどうぞご安心ください。もし、これが有毒ならばアルミニウムか水道水のどちらかが有毒ということになってしまいます。それにしても、染料を全く使わないでここまで黒くなるとは不思議ですね。
4.仕上げ
黒染めはあまり丈夫ではないので仕上げにはEMMARINIオリジナルの透明なセラミックコーティングで表面を保護します。これで傷がつきにくく、薬品や腐食からも保護されます。沸騰水や直火にも耐えられます。