脱フッ素でSDGsな鉄フライパンを楽しく、使いやすく。
前回と前々回の投稿では鉄フライパンが加熱されると、銀→茶→紫→青→黒と色変化する現象を利用して絵や文字が描けることを紹介しました。これら描画をゾルゲル法と呼ばれる薄く透明にコーティングする技術を用いてジルコニアセラミックスで保護しました。
今回はこのジルコニアセラミックスコーティングによって、どの程度鉄フライパンがさびにくく、食材がくっつきにくくなるかを紹介したいと思います。
まずは鉄フライパンの半分をジルコニアコーティング処理しました。
このフライパンでミートソースを作りました。
ミートソースを取り出してみると
亀の子たわしで水洗いしました。
水を入れて沸騰させてみました。
さらに1日後
フッ素樹脂コーティングフライパンは処分時の環境負荷が大きいため、SDGsにふさわしくありません。鉄フライパンは強火も可能でリサイクルも容易ですが、くっつきやすさと錆の問題があります。
そこで環境にやさしい、ジルコニアセラミックスコーティングはいかがでしょうか?フッ素は一切含まれていません。
鉄分補給はあまり期待できませんが、シーズニングされて「良く育った」フライパンも同じことです。錆びたフライパンで鉄分をとってもおいしくないのではないでしょうか?