マンダラと猫の不思議な関係をモチーフにアルミフライパンの新しい作品を制作しました。写真にあるように黒猫の母娘がマンダラの不思議世界への入り口で待っています。マンダラと猫の関係は今も昔もあるようで、最近は、猫ちゃんがマンダラ様に囲った図形から出られなくなる動画をよく見ます。古くは、弘法大師様は高野山に猫を入れることを禁じられたそうです。マンダラ画は仏教において異次元の結界も示し、猫はそこに行き来することができる魔力を持つと解説している本も見ました。真偽はともかくとしてデザインとして使えると思いました。
描画はステンシル技法で描きます。傾斜部の立体曲面はやや苦労しました。
マンダラ図形は平面のステンシルではよく使うデザインで、立体曲面でも平面に展開できる場合(円錐側面など)には、比較的容易に描くことができます。しかし、平面図に展開できない立体曲面(球面)は苦労します。ステンシルのテンプレートが面に沿って曲がらないためです。それでも、今回はマンダラで不思議さを出したかったので、テンプレートを細かく切って、フライパンの内側側面の立体曲面に張り付けました。描画中にシートのテンプレートの弾力で剥がれないようにするのが難しいところです。
描画面で実際に調理可能です。300℃高温調理が可能で、予熱すればノンオイル調理も可能です。汚れも落ちやすくなっています。
描画の黒い部分は、アルミニウムの水道水による自然な黒色化反応を使っています。使い込んだアルミフライパンが黒くなる反応です。水道水中の鉄分とカルシウム分がアルミニウムと反応して黒くなりますが、安全であることが証明されています。この描画を透明なセラミックコーティングで保護しています。これは食品安全衛生法適合品です。このセラミックコーティングはフッ素樹脂コーティングフライパンの最高使用温度260℃よりも高い300℃で使用可能で、炒め物やイタリアンに最適です。250℃以上に予熱すれば、ノンオイルで卵焼きを作ることもできます。また、表面が親水性で汚れが落ちやすくなっています。お手入れ方法など関連リンクもご参照ください。
作品は手作り品であることをご了解お願い申し上げます。
作品はステンシル技法で作成しております。上記の写真もよく見ると、にじみ、むらや細かな傷が見えます。これらは製作上どうしても発生するものであり、手作り工芸品としてご容赦いただくようお願い申し上げます。返品には応じられませんので、ご了解の上お買い求めください。また、アルミニウムは柔らかく、底面は一度でも五徳に乗せると傷がついてしましますが実用上問題ありません。外側はコーティングしていません。アルミニウム合金ままの状態です。