当ブログEmmariniでは、アルミニウムの自然に黒くなる黒色化反応を利用してアルミフライパンに描画できることを紹介してきましたが、新たに金色を発色できるようになりました。発色は、使い込んだアルミ鍋が水道水中のカルシウム、鉄と化学反応して自然に黒や茶色になるのと同じもので、安全性が確認されています。今まで茶色はあまりきれいではなかったのですが、きれいな金色にすることができました。黒と金色、そして元のアルミの銀色を組み合わせると三毛猫ができます。
まずは三毛猫とマンダラ柄のアルミフライパンです。
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マンダラの代わりに花崗岩の三色も作ってみました。
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金色になる理由は光の反射です。
アルミニウムの黒色化反応をよく観察すると、元の銀色→茶色→黒と変化していきますが、茶色はあまりきれいではないので、黒まで時間をかけて変化させます。しかし、アルミの面を少々ざらざらにに磨いておくと光が乱反射して茶色が金色になることがわかりました。三毛猫は天気予報がよくできて、船を守ると重宝にされて人気者でしたが、金銀黒も人気の理由だったのかもしれませんね。
透明なセラミックコーティングで仕上げます。
この描画だけでは調理するとせっかく描いた絵が消えてしまいますので、透明なセラミックコーティングで保護します。このゾルゲル法セラミックコーティングは同じ表面処理のアルマイトとは異なり、金属光沢を保持できる上に、熱衝撃にも強く、親水性で汚れが落ちやすいため重宝です。金色のお鍋とは別物です。ネットショップでも展示していますのでぜひご覧ください。