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魚を焼くにはグリルを使いますがお手入れが大変。焼魚に油を引くのははばかるので、油なしでフライパンで焼くとくっついてしまいます。フッ素樹脂のフライパンではくっつきにくいのですが、グリルのような高温調理は厳禁。そこで今回はアルミフライパンで、油なしで高温調理に挑戦してみました。当ブログのエマリーニで作成している装飾フライパンも比較に使って、動画を撮影しました。

アルミフライパンを半分だけ装飾して、それぞれの面で生のいわしを焼いてみました。まずは動画をご覧ください。

アルミフライパンでいわしの塩焼き。装飾部(手前)と無垢(奥)半分処理品での比較です。4倍速で再生しています。蓋の閉め開けの間はカット編集しています。

1)フライパンを予熱します。Siセンサー付きガスコンロの炒めモードにします。260~290℃の適温になると自動的に弱火になり温度キープしますので重宝です。アルミフライパンは熱伝導が良いので1分もかかりません。この予熱がくっつかないポイントになり重要です。油は最後まで引きません。

2)弱火になったら、魚を入れて蓋をします。蓋をしたほうが早く調理できます。魚を入れてから温度が下がって自動的に強火になりますが、強火を続けると黒焦げになるので、適宜弱火にしてください。高温が必要なのは最初だけです。これでくっつかなくなり、かりっとした焦げ目が表面にできます。

3)魚から脂が出てきたら、よい焼き加減です。へらを使ってひっくり返します。無垢のアルミニウム面には少し皮がくっついていますが、この程度は許容範囲だと思います。装飾部分は、ゾルゲルと呼ばれる方法で透明なセラミックコーティングを表面処理しているのでさらにくっつきにくくなっています。

4)再び蓋をします。反対側を焼くのは弱火のままでもフライパンが十分熱いのと、魚の脂があるのでかまいません。

5)最後にへらを使って取り出します。お皿に乗せた2匹の魚は、上がアルミままの面、下が装飾面で焼いたもので、2回目の焼き面が見えるようにしています。今度は皮もはがれておらず良好です。

6)食感は、グリルに比べて溶けて出てきた脂が残って多い感じがしますが、この油は健康に良く、もったいないので食べるようにしています。

アルミフライパンだけでなく、ステンレスフライパンでも同じようにノンオイルで高温焼魚が楽しめます。ひものもOKです。

過去のブログでも紹介しましたが、ステンレスフライパンも同じ要領で高温ノンオイルで焼魚ができます。ステンレスフライパンはアルミよりもお手入れが楽で素晴らしいのですが、重いのと、熱伝導が小さく予熱に時間がかかるのが弱点になります。

エマリーニのフライパンはアルミフライパンにゾルゲル法セラミックコーティングして、アルミの軽さ、熱の伝わり易さ、耐熱性、耐熱衝撃性(急熱急冷)をそのままに、そして親水性でステンレス以上のお手入れのしやすさを実現しています。

このコーティングにつては、他にも投稿していますので、メニューボタンからアルミへお進みください。また、装飾作品はショップに展示していますので、ぜひ覗いてみてください。