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良く使い込んで年季の入ったキャンプ用メスティンはかっこいいですね。そこで、新品のアルミメスティンを加工して年季風に仕上げてみました。まず、クエン酸、重曹とやすりで表面を荒らしました。外側は沸騰水で黒く変色させ、いぶされたようにして、ロゴを彫刻しました。内側は荒らしたままにしました。このままでは、使った時の汚れが落ちにくいので、すべての面に透明なセラミックコーティングを処理しました。

外側は黒くして、いぶされた感じにしました。黒いので焚火の熱をよく吸収します。
内側は、削って使い込んだ感を出しました。

セラミックコーティングは親水性。油汚れのお手入れも洗剤不要で水だけできれいになります。

このセラミックコーティングは、親水性で汚れが落ちやすくなっています。下の写真にもあるように、油性マーカーの落書きも、濡れたスポンジで拭くときれいになります。キャンプで洗剤を使わなくてもよくなります。ごはんを炊いた時も、蓋を開ける前に底を外側から冷やしてやるとごはん粒がくっつきにくくなります。これらは、コーティング表面に水の膜が形成されてはがれやすくなるためです。しかし、黒くこげてしまった時は、諦めて水にしばらくつけおきしてください。

アルマイトメスティンとの違いは、耐熱性とお手入れのしやすさ。

通常のアルマイト加工のメスティンは、炒め物で200℃を超えると亀裂が入ってしまう上に、親水性ではないので油汚れには洗剤が必要でした。しかし、このセラミックコーティングは300℃でも大丈夫で、この程度に予熱してから炒め物をするとくっつきにくくなります。ただし、食材を入れてからは弱火にしてください。強火のままだとやはり黒焦げになってしまいます。

ブログショップに、親水性セラミックコーティングしたアルミフライパンも展示しています。ぜひ、のぞいてみてください。