ロゴをクリックするとBASE内ショップに移動します。

フライパンの外側の焦げ付きをきれいにするのは大変です。内側の焦げ付きならば、お湯を沸騰させてふやかすことができるのですが、外側でこれをやるのは容易ではありません。今回は、このふやかし作業を外側で比較的簡単にする方法を紹介します。

通常外側の焦げ付きは、研磨か、強アルカリ洗剤の使用で対処していました。

一番手っ取り早い焦げ落としは、スコッチブライトのような研磨材やスチールウールで削り落とすことですが、これは塗装品およびセラミック(ホーロー)コーティング品では痛みがひどいのでやらないほうがよいです。強アルカリ洗剤を熱して使うのは効果的ですが、アルカリが目や爪の隙間に入ると痛いではすまないほど危険です。重曹は弱アルカリで安全ですが、熱湯では分解して強アルカリになりますので侮ることはできません。今回、ご紹介する方法は、研磨材もアルカリ洗剤も使わない方法です。

外側焦げ落としは以下の手順で行いました。

1.外側が焦げ付いたフライパンを250℃に予熱する。ガスコンロはセンサーが作動して自動的に弱火になるのが250℃です。

2.熱いままフライパンを外側を上にしてシンクに移し、あらかじめ別途沸騰させておいた熱湯約1リットルをかける。結構な湯気とジューという音が発生します。やけどにはご注意ください。

3.しばらくふやかした後メラミンフォームで削り落とす。

4.落ち切らない場合は、もう一回繰り返すか、冷めてからアルカリ洗剤とメラミンフォームで落とす。

熱したフライパンの外側にに熱湯を注いで焦げ付きをふやかします。そしてメラミンフォームでこすります。動画は焦げ落としの途中までです。

注意点は、熱したフライパンには必ず熱湯を掛けていただくことです。冷水だと温度差が大きいため、ヒートショックでフライパンが変形する恐れがあります。また、ふやかし効果も小さくなってしまいます。

メラミンフォームの代わりにアルミホイル(アルミ箔)を丸めたものでたわしのようにこすっても焦げ落としには効果的です。